旧コラム

速報報告 関東制覇 5年ぶりの選手権へ!

関東甲信越優勝・5年ぶりの全日本選手権出場を決めた、宮本のサヨナラ打!

関東甲信越優勝・5年ぶりの全日本選手権出場を決めた、
宮本のサヨナラ打!

 


我が東京ブルーサンダースは、9月22日、栃木県・宇都宮市屋板運動場で開催されました『ゼット杯争奪・第19回関東甲信越身体障害者野球大会』で優勝し、5年ぶり8度目の全日本身体障害者野球選手権大会出場を決めました。

台風接近の影響で1週順延開催となった今大会ですが、当日は秋晴れの好天のもと、試合が行われました。準決勝が初戦となった我がブルサンは、1回戦を勝ち抜いた埼玉ウィーズと対戦。スコアでは打撃戦ですが、埼玉のレベルアップした再三の好守に合い、ブルサンは接戦を強いられました。最後は勝利しましたが、関東甲信越地区のレベルアップが示されたゲームとなりました。


サヨナラ打から10秒もしないうちに、歓喜のダイブに遭い判別不能になる宮本(左下シューズ?)

サヨナラ打から10秒もしないうちに、
歓喜のダイブに遭い判別不能になる宮本(左下シューズ?)

 


ライバル・群馬アトムが待つ決勝戦。初回表の群馬の攻撃、1死2塁からの内野ゴロホーム突入を、ファースト宮本とキャッチャー小峰が落ち着いた連携で阻止し、守備からリズムをつかみます。一方我がブルサンも攻め手を欠き、両軍無得点で進みます。4回表、群馬の先頭打者後藤選手が、ブルサン先発・田中の速球をファウルで粘った末に見極めて四球を選び、勢いづいた群馬が田中に連打を浴びせて4点先制します。しかしブルサンも5回ウラ、こちらも粘って出塁し満塁のチャンス。ここで、この大会からブルサンに復帰“再デビュー”となった香野のセンターオーバータイムリースリーベースが飛び出して猛追。次打者石垣が、俊足を飛ばして群馬の悪送球を呼び香野ホームイン、同点に追い付きます。ここまでの展開は、『ちょうど1年前の同じ日に行われた前回大会の決勝戦』と、全く同じ試合展開となりました。



反撃の打球がグングン伸びる。香野満塁一掃タイムリースリーベース!

反撃の打球がグングン伸びる。
香野満塁一掃タイムリースリーベース!

 


最終回、投げ切った田中・守り切ったブルサン。よっしゃ、決めるぞ。

最終回、投げ切った田中・守り切ったブルサン。
よっしゃ、決めるぞ。

 


最終回となった6回表、センター日暮が打球処理の際に足を痛めるアクシデントに見舞われました。応急治療中に林監督も交代を準備しましたが、日暮は立ち上がってプレイ続行。奮い立ったブルサンはこの回を守り切り、田中もギアを上げて無得点に抑えました。そのウラ、先頭大森の代走者として出塁した1塁ランナー財原が、投手右へのゴロでつないだ日暮の気迫を背にイッキに3塁を奪います。チーム一体となる気持ちを抱いて打席に立った宮本が、最後は渾身の一打をセンター前に強くはじき返し、前回の決勝戦でのサヨナラ敗戦から1年、今度はサヨナラ勝利で群馬アトムを破って、我が東京ブルーサンダースが関東甲信越大会優勝・全日本選手権に代表として進出しました。



1年前の誓い、まずひとつ達成。選手権決勝に向けて気勢を上げる。

1年前の誓い、まずひとつ達成。選手権決勝に向けて気勢を上げる。

 


会場にてご声援を頂いた皆さん、そしてこれまで、東京ブルーサンダース及び その選手にご支援頂いた皆さん、ありがとうございました。この大会で表れた課題の改善、プレイの更なるレベルアップを図るべく10月の練習に取り組み、11月2日3日、兵庫県豊岡市・兵庫県立但馬ドームで開催される全日本選手権での優勝・日本一を目指して精一杯戦ってまいります。最後に、栃木エンジェルス以下関東甲信越大会運営関係者の皆さんに、深く感謝申し上げます。

 

記:山形重人



石垣主将は好走塁の財原とガッチリ握手。チームスローガン『One Two Three』が結実。

石垣主将は好走塁の財原とガッチリ握手。
チームスローガン『One Two Three』が結実。

 


≪林監督の談話≫

試合の序盤から中盤終盤にかけての展開が、昨年の決勝戦と全く同じ試合展開となった。その中で今年は粘り切って最後に勝つことが出来たのは、選手ひとりひとりがこの1年間をかけて、投・攻・守・走少しずつレベルアップした結果がチーム力となったからだと思う。ただ、試合のペースを握るのが遅いことと、最終回は出来ていたが、状況に応じてゴロを転がす打撃などは、全体としては群馬さんが上回っていた。そのあたりの課題を10月の練習でしっかり見直して、選手権に向けて取り組む。

 

試合結果戦績  2013年9月22日

準決勝 ○ 12-9 埼玉ウィーズ

決勝戦 ○ 5×-4 群馬アトム



6年ぶりの関東甲信越大会の赤い優勝旗。このユニフォームは但馬ドームに初披露となる。さあブルサン旋風!

6年ぶりの関東甲信越大会の赤い優勝旗。
このユニフォームは但馬ドームに初披露となる。さあブルサン旋風!

 







  














関東甲信越大会は22日に開催

全日本選手権の出場権を懸けた『ゼット杯争奪第19回関東甲信越身体障害者野球大会』は、9月22日・日曜日に順延となりました。

この時誓った優勝奪還へ、いよいよ! (昨年の大会決勝戦後)

この時誓った優勝奪還へ、いよいよ! (昨年の大会決勝戦後)

 


今回の大会は、宇都宮市・屋板運動場にて開催されます。2004年大会以来9年ぶりの栃木県開催です。我が東京ブルーサンダースはこの大会において、前年度まで4年連続準優勝という成績を残しております。ただ、それぞれの決勝戦を経験したメンバーは、ひと時もその決勝戦で敗れてしまった悔しさを忘れることなく、日々の練習や活動に取り組んでいます。昨年の大会も激戦の末、決勝戦に敗れました。その時から今年の大会での優勝・全日本選手権の決勝戦を再び目指すことを誓って、厳しい練習にも取り組みました。

関東甲信越大会としては6年ぶりの優勝を使命として臨みますが、チームを支援して下さる皆さんのご理解・ご協力のもと、障害者野球に取り組むことが出来ることへの感謝の気持ちを持ち、日ごろの取り組みの成果を発揮すべく精一杯プレーします。近隣県での開催ということで、会場へご来場ご声援いただくと共に、身体障害者野球というものを実際にご覧になり、知って理解していただける機会となれば幸いです。よろしくお願いいたします。

 

以下詳細です。

 

ゼット杯争奪第19回関東甲信越身体障害者野球大会 兼 第15回全日本身体障害者野球選手権大会地区代表決定戦

 

大会日程…9月22日(日)

 

大会会場…栃木県 宇都宮市屋板運動場多目的グランド

        入場は無料です。自由に入退場出来ます。

 

チーム予定

 

8:40   開会式

12:00  トーナメントBブロック準決勝 対埼玉ウィーズと栃木エンジェルスの勝者

14:30 決勝戦 対トーナメントAブロック勝者

     (Aブロック出場チーム 群馬アトム 佐久レッドスターズ 東京ジャイアンツ)

16:30 閉会式

※試合開始時刻は、進行状況によって前後する場合があります。

 3位戦は実施しません。

 

なお、今大会でのチームの戦いぶりや結果についてのご報告は、9月下旬〜10月上旬にお知らせする予定です。