旧コラム

関東甲信越大会は準優勝

8月28日日曜日 東京都足立区・平野運動場内野球場において『ゼット杯争奪・第22回関東甲信越身体障害者野球大会』が開催されました。


今大会はブルーサンダースの主管大会として開催。財原主将が関東甲信越連盟を代表して選手宣誓!

今大会はブルーサンダースの主管大会として開催。
財原主将が関東甲信越連盟を代表して選手宣誓!

 

 

今大会は、我が東京ブルーサンダースによる主管開催大会として実施されました。大会会場としてのこの球場の確保から、大会開催に向けての取り組みに際し、様々な関係者の方々や団体の方々に、ご賛同やご支援を頂きました。そして、大会当日も、本当に早朝の時間からにも関わらず、ブルーサンダース選手・マネージャーの関係者の方々を中心に、沢山の方々から運営ボランティアとしてのご尽力を頂きました。まずは、それらの方々に対しまして、チーム一同、心より御礼申し上げます。大会を無事に開催することが出来ました。ありがとうございました。併せまして、ご来場頂き、ご支援ご声援頂いた方々に対しましても、感謝申し上げます。


濡れた緑の芝での調整

濡れた緑の芝での調整

 

例年の大会と比べて、開催が約1ヵ月早く、8月中の開催ということで猛暑の中での消耗戦も想定しておりましたが、当日は台風の接近もあってか気温も25度前後に落ち着き、午前中は小雨も降る冷たいコンディションとなりました。ライバル・群馬アトムの選手と顔を合わせた際も「暑いと思ったけど、結局いつもの関東大会の感じになりましたねえ」といった話をして笑っていました。ただし、ブルサンは想定していた通りの熱戦の展開に、初戦から挑むことになりました。


先制攻撃 先手必勝。

先制攻撃 先手必勝。

 

初戦の準決勝、相手は長野佐久レッドスターズ。あのドリームカップでの激戦から1ヶ月、相手も自信を持って向かってきましたので、こちらは受けて立つという展開になりました。初回、小峰の2ランホーマーから4点を先制しながらも、2回から万を持してか?レッドスターズのエース・南久保投手がマウンドへ。ブルサンも追加点を奪いながら、夏から球速を増した感のある速球に手を焼いた印象がありました。常にランナーを単打を連ねてためてくるレッドスターズの攻撃にも、ショート田中のバックホームからの挟殺プレイで凌ぐなど、チームの総合力が試される展開となりました。2点リードの最終回、2死満塁からの打球はセカンドゴロ、笠松が1塁へ送球・・・短い!?ファースト宮本が体を伸ばして、間一髪アウトでゲームセット。逃げ切ったブルサンですが、関東甲信越の戦いは、すべて気が抜けない熱戦になるということを、来季以降に向けて体感した試合でした。


決勝のマウンド 覇気あるピッチングが、味方の好守を呼ぶ。

決勝のマウンド 覇気あるピッチングが、味方の好守を呼ぶ。

 

好守に意気揚揚!それとも安堵の笑顔?讃える監督。

好守に意気揚揚!それとも安堵の笑顔?讃える監督。

 

その笠松、勝利の後に宮本などチームメイトに“お詫び”を繰り返しておりましたが・・・ライバル群馬アトムとの決勝戦の先発を任されると、見違えるように生き生きと投げ込みました。キャッチャーが構えるコース目がけて、思い切って投げ込むボールがうなる。3回までは、相手ランナーを得点圏に進めながら、自分自身で声を出してリズムを作り、三振を奪って抑えていきました。送球に苦慮した宮本も、笠松の投球のリズムに上手く乗って切れていく打球をさばくなど反応よく守りました。一方の打線は“神ってる”日暮が、まだまだ好調が続きタイムリー2本、長田監督や大森も打点を挙げ“ベテラン達”を中心に笠松を援護しましたが、ダメ押し点に及ばず、笠松のボールに対応してきた群馬打線の反撃に遭い、今年の決勝戦も、サヨナラでの敗戦となりました。敗戦の中でも、決勝戦先発の大役を担った笠松は、本当によく投げました。群馬アトムと渡り合える力投を演じてくれたと思います。

チームとしての手ごたえを得たと同時に、サヨナラで敗れた1点、1イニングの差は、どこから生まれてしまうのか?その答えを見つけ、追及して克服していくための鍛錬の時間が、来シーズンに向けて始まっています。

 

試合結果戦績  2016年8月28日

準決勝 ○  6-4 長野佐久レッドスターズ

決勝戦 ●  4-5x 群馬アトム


チームを引っ張る両選手。緊迫のガチンコ勝負の中で、共有できるものがある。

チームを引っ張る両選手。
緊迫のガチンコ勝負の中で、共有できるものがある。